(JUGEMレビュー »)

第二歌集です。
生き延びたいひとに読んでほしい。
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| 2016.07.04 Monday | - | - | - |
 020:鳩から(1)
鳩胸の母と妹 わたくしは鳩のこどもぢやなかつたさうだ  村本希理子

どこからがやさしさなのか推し量って、
どこからわたしとあなたが違うのか線引きをして、
まっすぐ歩けなかった。



題詠blog2008より。
| 2008.04.27 Sunday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 019:豆腐から(1)
その頭ぶつけてきたの豆腐屋の角をまがった夜ふけの風に  我妻俊樹

隣り合っていると思っていたら、
背中合わせだったんだ。



題詠blog2008より。
| 2008.04.09 Wednesday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 018:集から(2)
ひなたへとのびる触手でしめやかにきみの鼓動を集めてみたい  こはく

どこにたどり着きたいかなんて、考えてなかったんでしょう。
だからわたしのそばにきたんだ。



題詠blog2008より。
| 2008.04.06 Sunday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 016:%から(2)
%%%あ%%め%がや%%むと%き%っと%ゆっく%り水滴も死%ぬ  西巻真

この関係がやさしさや愛じゃないことくらい、
わたしもあなたも気づいていた。
どっちが先に気づいたっけ。



題詠blog2008より。
| 2008.04.05 Saturday | 短歌誘拐 | comments(2) | trackbacks(0) |
 018:集から(1)
こつこつと集めつづけてベルマーク柄のかばんができあがります  穴井苑子

ほしいもののかたちは、色は、においは、
だれにも言わないでおいた。



題詠blog2008より。
| 2008.04.01 Tuesday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 017:頭から(1)
弓なりになれば青空うつくしい頭蓋骨持つあなたがいない  こはく

本気のさよならに立ち向かうたびに、
最後のさよならを受け入れるたびに、
食いしばっていた歯を、見ないでほしい。



題詠blog2008より。
| 2008.03.31 Monday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 016:%から(1)
僕/僕(ぼくぶんのぼく)が100%(ぱー)ではなくて戸惑う僕が僕の全てだ   野良ゆうき

どこまでふれてもいいのかなんて、
どこまでふれられてもいいのかなんて、
あなた考えたこともないんでしょう、って。



題詠blog2008より。
| 2008.03.30 Sunday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 015:アジアから(1)
帰りたい場所になりたい色の濃いアジアン刺繍のなかに棲みたい  斉藤そよ

思い出して、一瞬でいいから、
その指先で触れてほしい。
いいえ一生、撫でてほしい。



題詠blog2008より。
| 2008.03.29 Saturday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 014:泉から(1)
ぜんぶみてほしい邪悪なこめかみも泉がわいているてのひらも  村上きわみ

わたしのなにもかも、あなた、
切り取ってもっていけばいいと思うよ。



題詠blog2008より。
| 2008.03.29 Saturday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
 010:蝶 から(6)
「海をわたる蝶がいるってほんとかな」あなたを探ることに疲れて  西巻真

あれがさびしさだって、誰が決めたの。
これがかなしみだって、誰が決めるの。



題詠blog2008より。
| 2008.03.28 Friday | 短歌誘拐 | comments(0) | trackbacks(0) |
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