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| 2016.07.04 Monday | - | - | - | |
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子宮内膜症の手術のこと。
先日、子宮内膜症による卵巣嚢腫と子宮筋腫の摘出手術のため入院していたのですが、無事に手術を終え、経過も順調で退院することができました。 もう少しだけ自宅でのんびりと療養して早く復活したいと思います。 なんていうか、爆笑するとお腹の傷が痛い! ので、穏やかな気持ちで術前からの備忘録を残しておきます。 何かのお役に立てれば幸いです。
2016年初め頃 なんだか月経が重い、子宮じゃなくて卵巣のあたりまで痛いことがあると気づき始める。 2005年(大学生の時)にも同じような症状で、子宮内膜症による卵巣嚢腫(卵巣チョコレート嚢胞)が見つかって腹腔鏡手術をしていたので、うすうす再発の可能性を疑い始める。 この頃、体調を崩すことが多く、貧血も指摘されていた。 (子宮内膜症は月経がある限り再発します。再発予防にはピルを内服するのですが、わたしは諸事情で中断していました)
2016年4月 月経痛を主訴に近くのレディースクリニックを受診。 術後から1年に1回くらいは診てもらっている先生が、超音波を膣内に挿入した瞬間に「あー」と言ったために、わたしも諦めの「あー」を感じる。 左卵巣の腫大(5-6cm)と子宮筋腫があるとのこと。 もう少し早く受診すべきだったかなと診察台の上でちょっと涙がにじむ。 手術のできる病院への紹介状を書いてもらい、通院開始。
2016年5月-6月 病院で各種検査を施行。 血液検査、卵管造影検査(笑うほど痛い)、MRIなど。 結果、女性ホルモンや卵管、子宮そのものは正常。 左の卵巣にはやはり嚢腫(子宮内膜症によるもの)があって、子宮筋腫が子宮の外側にできていて(漿膜下筋腫)、子宮と卵巣、直腸が癒着してお腹のなかで傾いている状態とのこと。仕方ないことだけど、以前の手術の影響で癒着は多め。(そりゃお腹痛いわ) 治療としては、ピルの内服(月経で悪化するので月経を止めてしまう)、手術という選択肢があるけど、今後の妊娠の希望がわたしにあったため、お腹のなかの環境を整える目的で腹腔鏡手術を選択。 この時点では、このままでは自然妊娠は難しいか、もし妊娠したとしてもかなり痛いだろう(色々癒着してるから)という状態。 入院時に休ませてもらおうと仕事を前倒しにつめて、仕事の合間に検査に通い、いつもより忙しく、お腹も痛いし結構つらい日々が続く。
2015年6月末 手術前日(入院日) 手術の同意書など書くものがたくさん。 それなりに知識はあったけど、手術説明で、場合によっては開腹手術に切り替える可能性や、腸を傷つけたら一時的な人工肛門を使う可能性などを聞かされるとちょっと戦く。(ほとんど起こりません。みんなに説明することです) 夕方、クエン酸マグネシウム50g(腸内に水を引き寄せる下剤。ポカリのような味。とにかく大量の下剤)を水に溶かして内服。その後、「お通じありましたか?」と看護師さんに何度も訊かれ「ないですー」と言っていたら、夜11時過ぎから朝8時過ぎまで1時間おきくらいにトイレに行く羽目になる。全然眠れない……!
手術当日術前 当日は絶食。飲水も決められた時間まで。 不眠のせいか何か悟ったような気分でお昼前に手術室へ。 歩けるので、手術台にも自分でよいしょと上がる。 麻酔科の先生に点滴を入れられて「ふわふわしますよー」と言われた瞬間に「ほんまやー」と眠る。 直前に額につけられた脳波計のスポンジがやたらチクチクしたことだけ覚えている。
術後 数時間後、自室のベッドの上で覚醒。 手術直後は激しい悪寒で震えていたけど、その後発熱して熱くなる。 酸素マスク、点滴、尿道カテーテル、フットポンプ(足の血栓を防止する機械)につながれていて、身動きが取れない。 家族やスタッフに話しかけられると答えられるけど、半分寝ている状態。 卵巣嚢腫も子宮筋腫もきれいに取れて、癒着もはがせた、臓器の損傷もなかったと先生に教えてもらって感謝する。 術後5時間で酸素マスクは外れて、ベッドに寝たままストローで飲水。このとき起き上がろうとして怒られる。 当日の夜は寝たり起きたり。1時間ごとに看護師さんに見回りをしてもらう。 スマホを枕元に置いてもらって、LINEやTwitterができる。 ただしお腹の傷が痛いし(痛み止めは頻回に使う)、吐き気があるし(わたしは吐き気止めの薬で副作用が出るからほとんど使ってない)、とにかくだるい。 この経験を短歌に詠めるだろうかとか思うも正直そんな余裕はなく、早く時間が経ってほしいと願うばかり。脳内でJuice=Juiceの曲をかけまくってやり過ごす。あと大森靖子ちゃんのシングル発売をTwitterで知って、寝ながらテンションが上がる。
術後一日目 朝からベッドの傾きを徐々に上げて座ることに挑戦。 朝ご飯に五分粥と柔らかいおかず。(2005年にはなかった!) その後フットポンプを外してもらい、看護師さんの介助でベッドから降りて歩けることが確認されて、尿カテとさよなら。 少し座っていられた時間に体をふいてもらい、自分で顔をふいて化粧水や乳液をつけることもできる。(洗顔シートや汗ふきシートを持っていると便利です) 昼ご飯は七分粥、夕ご飯は全粥。寝たり起きたりだけど、夜には点滴も外れる。 お腹の傷(計4か所の5mm〜1cmの傷。カメラや管子を入れていた)の痛みと、気腹(手術の時にお腹に二酸化炭素を入れる)の影響での肩の痛みが強かった一日。
術後二日目 相変わらずお腹の傷と肩が痛い。熱もある。 ご飯は常食になったけど、昼くらいまで、食べるとお腹がひきつるように痛い。 でもシャワー許可が出て、髪も洗えてさっぱりする。 普段着が着られる。お腹を締め付けないワンピースを選択。 寝たり起きたりしていたけど、何人かお見舞いに来ていただけて座って話ができる。 見栄っ張りなので必死で室内の洗面台まで往復して、コンタクトを入れてツインテールにしたった自己満足。
術後三日目 やっぱりお腹が痛いけど、痛み止めの内服でカバー。 診察のために自室から診察室に歩いて向かう。病院が広すぎて徒歩5分。 車椅子も勧めてもらったものの、歩くと言い張って歩く。 傷が痛いために恐ろしくのろのろとしか歩けないけど歩く。 けど、歩けたので、今日でも明日でも退院OKと言ってもらえた。 術後経過は良好。左の卵巣は七割なくなってるけど、妊娠はまあなんとかなるとのこと。 ちょうど家族が来てくれていたので、そのまま退院。 片付けのために、持ち込んでいたノートパソコンを持って長距離を歩いていて注意される。 (腹筋に力を入れない方が賢明)
術後四日目以降 自宅でのんびり。痛み止めは徐々に減量できている。だるいので時々寝る。 外をるんるんと歩くことはできないけど、日にち薬で回復するのが実感できる。 術後2週間くらいで仕事に復帰予定。
以上です。 ほぼ自分のための備忘録ですが、子宮内膜症を気にしているひとやこれから手術を受けるひとなどの、何かの参考になれば幸いです。
あと、女性には婦人科受診を怠らないことを本当にお勧めします。 思春期〜青年期の子たちを相手にしている精神科医という仕事柄、日頃から婦人科に紹介することもよくあったのですが、自分のことはやや放りっぱなしだったと思います。 月経がある限り、気をつけていても、なる時はなるものですし、今回も早期発見がそんなに簡単にできるものではなかったと婦人科の先生から言われましたが、手術しなくていい場合もたくさんあります。 わたしもまた再発の可能性があるので、今後も気をつけようと思っています。 ひまわりを抱くあなたが好きよ
第二歌集を出してからもうすぐ二年になるのですが、 最近は圧倒的に若い女の子からの反応が多くて、どきどきする。
わたしの歌は、わたしの歌であり、あなたの歌であればいいと思う。
生き延びてしまったような顔をしてひまわりを抱くあなたが好きよ 田丸まひる
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岡山ブンゲイリーディング
2015年7月18日(土)は岡山ブンゲイリーディングという朗読イベントに参加してきました。 岡山ブンゲイリーディング 2015年7月18日 岡山市KAMPにて 入場料 1000円(ワンドリンク付き) 会場出入り自由 地方でもイベントを!と塔の大木はちさん(四国キャラバン歌会主催)が開いてくださいました。 詳しくはこちら。 オープンマイクもあって、盛況の一日でした。 ただ聴きにくるだけの方がいたり、通りがかって客席に座ってくださった方がいたり。 参加者もまた、ただ自分の番に出演することだけではなく、 このイベントをみんなで盛り上げよう! という気持ちが感じられた一日でした。 詳細は色々書きたいのですが……動画撮っておけばよかったね。 わたしは、オープニングのソロでは「ウルトラ」16号掲載のタケイ・リエさんの詩とわたしの短歌、 未発表詩・短歌の朗読を、大トリの濱松哲朗さんとのコラボでは短歌と音楽と手紙のコラボレーションをやりました。 基本的に暗唱で進めたのですが、詩や歌が体になじんでいくのが楽しかったです。 色々なお声掛けをいただき、ありがとうございました。 しんくわが土岐友浩さんの第一歌集『Bootleg』(新鋭短歌シリーズ)を読んだの、よかったな。 詩人の黒崎立体さんが、詩になろうとしているかのようにしっかり立っていたのも印象的でした。 あと、オープンマイクの月々紛さんがお客さんを巻き込んで踊りだしそうなのが面白すぎて…… よい一日でした。 以下は、未来短歌会の唐津いづみさんがmixiに書かれた日記を、 許可を得て転載させていただきました。 よきかなよきかな。 ☆ さて、商店街からひょい、と路地に入ると、会場のゲストハウス。 こんなとこあるんだなあ。 この中だけ日本じゃないみたい。すっごくいいロケーション。 道の前を通るひとが、中をみながら ぬけてゆくのがたのしい。 歌会じゃないのに、歌人のみなさんとランデブー。 歌会がすでに日常と化しているので これは、まさに、非日常。 半空組の方々ともごあいさつ。応援だけにこられている方もいらっしゃる。 田丸まひるさんはオープニングとクロージングアクトの両方をつとめる。 彼女はとても努力の人で、それを感じさせないところがすごいと思う。 激務のなか、毎日練習されていたという。それに見合う充実した内容がすばらしい。 今回いろいろなスタイルの朗読を拝見していて、思ったのが、 女優タイプと巫女タイプがあって。 田丸さんは女優タイプ。黒崎立体さんは巫女タイプ。かと。 女優タイプは「○○を読んでいる田丸まひる」という感慨をオーディエンスに与える。 演者は消えていない。 それを演じている確固としたアイデンティティとなって存在している。 巫女タイプは「○○という作品を伝えている黒崎立体」という感慨をオーディエンスは浴びる。 演者のアイデンティティは消えている。 ただ、そこには、作品と一体となった憑代として発声者がある。 久野はすみさんとチェリストとの共演は、さらに演劇的なもので。 わたしは、涙ぐんでしまう。 よい意味で、二階堂のCMみたいだなあ、と思った。 ノスタルジアを1分前後で表現してみろ、と定義されたら、あのCMは すでに最大公約数的な表現だと思う。 それを彷彿とさせてしまうということは、この表現方法の需要は高いのだ。 オーディエンスが予想できないけれど、観たときに、 「ああ、これだったんだ」と無意識に思ってしまえるような。 遠いところにおいてきた喪失感の表現というか。 それを見たいとおもうひとが多い表現のできる表現者として、 久野さんの強みって、そこが大きいと思う。 そんなことを、あらためて、気づいたり。 さて。 数回脳内で読んだだけのわたしは、惨憺たるもので・・・。 練習、大事だ・・・。 アットホームな場であったからこそ、できた無謀であった。 田丸さんが撮ってくださった写真を記念にのこしておこう(笑) 打ち上げでは、塔の濱松さんの乙女力の高さに高感度右肩上がり。 なんと、わが大辻欄に入ってくださる若い方にもお会いできてしまった。 よきかなよきかな。 若い方が歌の世界を求める純粋さに、かなりこころが軽くなりました。 みなさん、ありがとうございました。 ☆ 本当にありがとうございました! 大谷真紀子さんに撮っていただきました。↓ 『硝子のボレット』批評会備忘録。
2015/5/30(土)『硝子のボレット』批評会備忘録。
主に自分のためのメモですが。 斉藤斎藤さんのおっしゃった「主語のぶれ」(医師である自分と患者が混じっていく)、読者への流れ弾、共依存的だというお話を考えていると、ボレットは自分への弾丸でもあったのだと思います。 アミに代表される少女は、かつての、楽しさと虚しさに苛まれていた子どもだった自分。 平岡直子さんの「本当の作中主体はアミ」も興味深い指摘で、それこそナイフを突きつけられたような気分でした。ぞくぞくしました。 山崎聡子さんのおっしゃった女性性の消費(言いながら傷つく感じもありますね)や「あなた」の数ではなく関係性のベクトルの向け方が同じ、吉田恭大さんに<代入可能な「あなた」であえて普遍性・共感性を出している>と指摘されたこともうむうむと思って聞いていました。 「どの男でも一緒」な感じは誰でもいいんじゃなくて、誰といても生まれるある種の虚しさに作中主体が落ち込んだままなんだと思う。 自分と他者の距離感をとにかく言葉で定義しないと分からなくて、自分のこころやからだをえぐるようにして見てみないと分からなくて、ひとに同化することで理解ができると思っていたのにできなくて、難しいな。 危うさと冷静さが高速で押し寄せてきて混乱する。 あと、十年分の意識の変容を一冊に入れるのは難しいのだと自分以外の歌集を見ても思いました。 第一歌集と地続きになっているあたりと、最終ページあたりでは、同じベクトルでももう持っている武器が違う。(なんで武器とか言ってしまうんだろう) 唐津いづみさんからの花束をしんくわが渡してくれる時に「サングラスかけてよ」って言う荻原さんの声とか、シャッターチャンス(?)に最後列から前まで飛び出してくる治郎さんに「治郎さん近い!」って言ってるわたしの声までレコーダーが拾っていて、最後は結局笑っていました。いい批評会。 批評会には、未来の鈴木博太さんのカメラが2台、同じく朽木祐さんのカメラが1台が入っていました。 他にもたくさんの方が写真を撮ってくださる一日でした。 ありがとうございました! 最初の注意事項で荻原さんが「会社や学校に内緒で来ている人は写り込まないように全力で自己防衛をしてください」っておっしゃってたけど、それどんな技。 『硝子のボレット』批評会御礼
5月30日の硝子のボレット批評会にお越しくださった皆様、またあたたかいお心遣いをいただいた皆様、本当にありがとうございました。
最後のご挨拶で「生き延びてきてよかった」と申し上げましたが、今もそう思っています。おかげさまで楽しい一日になりました。 地震で交通機関が乱れて、帰宅に時間がかかった方がたくさんいて、申し訳ない気持ちです。 わたしも中野から一駅の高円寺に帰るのに電車が来ず、来た電車の満員度(?)が見たことのないレベルで、怖かったです。 皆様、お疲れさまでした 当日はばたばたしていてゆっくりお話できなかった方もいましたが、またの機会もすぐに来ると信じています。 仲良しの皆様も、はじめての批評会に選んでくださった皆様も、時間やお金をつかって遠くから来てくださった皆様も、本当にありがとうございました。また遊びましょう。 皆様のご感想はそれぞれだと思いますが、わたしは本当に楽しく刺激的な批評会だったと思います。自分が何を詠みたいのかなど、色々考えました。 参加者の皆様にも「色々言いたい」「考えた」と言っていただけてうれしかったです。言いたいことが生まれるのは、いい批評会! また、当日すみれ色やラベンダー色の服やアクセサリーやネイルの方がたくさんで楽しかったです。 ありがとうございました。荻原さんやしんくわまですみれ色でした。 煽ってごめんなさい。あのひともこのひとも!と気づいて、うれしかったです。 (批評会、ドレスコードないから) 批評会の中で出た「消費」という語は、難しいですね。短歌として消費されること(まだわたしも飲み込めてない)、女性として消費されること(ところでなんでおじさんばっかり例になる)、商品として消費されること(裾野が拡がるのは必要だと思う)などなど、答えの出ない問いが乱射状態でした。 まだまだ撃ちこんでいきます。今後ともよろしくお願いいたします。 田丸まひる歌集『硝子のボレット』批評会
このたび、田丸まひる第二歌集『硝子のボレット』(新鋭短歌シリーズ・書肆侃侃房)の批評会を下記の通り開催することになりました。
ご多忙の中恐れ入りますが、皆様にご出席いただきたくご案内いたします。 【日時】 2015年5月30日(土) 13:30〜17:00(開場13:10) 【発表者】 斉藤斎藤、山崎聡子、平岡直子、吉田恭大 荻原裕幸(司会) 【会場】中野サンプラザ 8階 研修室2 ※JR中央線・総武線、または東京メトロ東西線「中野駅」北口より徒歩1分 住所:東京都中野区中野4-1-1 電話:03-3388-1177 【懇親会】17:30〜 現在選定中(当日ご案内いたします) 【会費】批評会2,000円(学生1,000円) 懇親会4,000円 【発起人】荻原裕幸、東直子、梅内美華子 遠藤由季、しんくわ、加藤治郎 【申込み】以下のフォームで受付をしております。 <『硝子のボレット』批評会申込みフォーム> 5月20日(水)まで たくさんのお申込みありがとうございました。 受付は終了させていただきました。 当日席のご案内、キャンセルなどについては、 事務局の中島裕介さんのメール、田丸のメールをご存知の方はそちらに、 もしくはTwitterアカウント 中島さん(@yukashima)田丸(@MahiruTamaru)まで、 どちらも難しい場合はこの記事のコメント欄にお知らせください。 (5/30当日はブログでは対応できませんのでご了承ください) 第二歌集『硝子のボレット』を上梓しました。
第一歌集『晴れのち神様』から十年。 少し休んだり、あっちに行ったり、右斜め上に飛んだりして、 ここから先に行くために、撃った歌集です。 監修・帯のコピーは加藤治郎さんにいただきました。 行為の果てにあるもの。 途轍もない行為があなたを連れ去る。 ふたりが辿り着く場所はどこだろう。 加藤治郎 <自選短歌五首> 桃色の炭酸水を頭からかぶって死んだような初恋 じゃあ非常階段に来て。眼裏の雪のすべてが燃えきるまでに けれどまた笑ってほしい今朝虹が出ていたことを告げる回診 スカートの奥の夕陽を裏返すような行為をうまくできない 索引のページに指をさし入れて会話を少しずらすこいびと ぺんぎんぱんつの紙 11PM
このたび、コンビニのマルチコピー機を使って出せる、
しんくわ×田丸まひるの短歌ユニット「ぺんぎんぱんつ」の、 フリーペーパー「ぺんぎんぱんつの紙 11PM」が完成しました。 おかげさまで、昨年の春から数えて11回目の発行となります。 今回は、コスモス短歌会の今井聡さん、塔・岡大短歌の上本彩加さん、 京大短歌OB・金魚ファーの笠木拓さん、それから前回に引き続き未来の金尾釘男さんを、 ゲストにお呼びしております。 セブンイレブン、サークルKサンクス、ローソンのマルチコピー機で、 「ネットプリント」という項目を選んでいただくと発行することが出来ます。 40円かかって申し訳ないのですが、皆様にお読みいただければ幸いです。 以下、番号案内です。 セブンイレブン(推奨) ネットプリント予約番号 48432546 A3 白黒 2枚 40円 7月21日(月)23:59まで サークルKサンクス・ローソン ユーザー番号 M52AQPDMAT ファイル名 ぺんぎんぱんつの紙11 A3 白黒 2枚 40円 7月21日(月)23:59まで 作品 しんくわ「姫路」 今井聡「蓮根日記」 金尾釘男「トレンドと馬頭観音 あとしんくわさん中島さんごめんなさい」 上本彩加「加藤ミリヤは今日も失恋」 笠木拓「夢のなかのミサンガ、または地の底のハーゲンダッツ・ヴェンダー」 田丸まひる「可愛くて申し訳ない」 |
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